10月20日にテスラの2021年7-9月期決算が発表されました。
売上高は137億5700万ドル、営業利益20億400万ドル、純利益16億1800万ドルで過去最高を更新しています。
下のグラフは2021年四半期ごとの売上高、営業利益、純利益の推移です。
続いて前年同期比です、
売上高 約57%増
営業利益 約148%増
純利益 約4.9倍
納入台数 約73%増(24万1,391台)
成長性が高いですね。
調べてみたところ、世界的な半導体不足への対応が好決算の要因になったようです。
テスラのEVは中央の電子制御ユニット(ECU)以外の半導体は代替がききやすい特性があるようで、サプライヤーに交渉しうまく代替品を調達しました。
また、多くのサプライヤーはテスラが「戦略的顧客」であることを認識しており、他社と比べて優位な立場にあることも理由のようです。
さらに、韓国のサムスン電子と組んで、FSD(Full Self-Driving:自動運転機能)の制御に使用する半導体を自社開発し、半導体の一部を内製化して半導体不足の影響を緩和しました。
各国の自動車メーカーが減産に追い込まれる中、このようなことが功を奏し、販売台数の増加や好決算に繋がったとみられます。
株価も好調です。
25日には米レンタカー大手ハーツがテスラに10万台の発注を行ったとのニュースが流れ株価は急伸しました。
この流れに乗ってテスラ株を買うべきか迷っています。
年初来の上昇率50%以上は魅力的ですね。
購入するにはもう遅い気もしますが。
今後も株価上昇が続くのか気になるところですが、決算発表で同社は「半導体の供給不足や港湾の混雑、計画停電など様々な課題が工場をフル稼働させる能力に影響を与えている」と発言しているようなので、生産に影響が出ててくるようであれば、株価上昇の傾向が一旦終わるかもしれません。
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